愛媛のこと5 いっちゃんのキルト

サンディーズフラスタジオ本校のブログを引用して掲載します。(2021年9月2日掲載)

スローテンポすぎて夏が終わりそうですが、ブログ続いております。
って書いて下書きしてたら本当に寒くなってしまいました。もう秋ですね…

さて、今日はいっちゃんのキルトのお話です。
ユッキーといっちゃんは、オーラパになるべく現在修行中の仲間なのですが、もともと同じ土Bクラスでずっと一緒に踊ってきたフラシスター同士です。
愛媛校のハウスブレッシングが行われる1週間前はちょうどウニキメンバーのレッスン日。
もちろん、いよいよハウスブレッシングだね~と愛媛校の話題が出る中で、いっちゃんが何かを手にもって立っているではありませんか。
それは1枚のキルトでした(物語風)
「ユッキー、この色おぼえていますか?」と、いっちゃんが訊ね、うなずくユッキー。
それは、かなり前にいっちゃんがユッキーに何も言わずに選んでもらった色だったそうです。
「ユッキーの名前はKanoelehua~レフア(赤いお花です)が付くけど、私にとってもユッキーはこの色のイメージなんです。愛媛の海の色だと思って」
と、鈴を転がすような声で説明してくれたいっちゃん。

毎日少しずつ縫い進めたというキルトはとても美しくて、遠巻きに眺める人々も、マスクの下で微笑みを浮かべておりました。

見ているほうもホロリとくるようなハグ。
こんなご時世だけど、今ハグしないでどうする!というハグ。フラシスターの絆を感じました。

マスクを一瞬外して撮らせていただきました。二人ともいい笑顔!

いっちゃんとユッキーは同じ誕生日生まれ。何かこう、引き合うものがあるのかもしれませんね。このキルトは、すでに愛媛校に飾られております。

鏡の左側を見てね♪

このキルトがあるだけで、清らかさが増している気がします。
今回ブログを書くにあたって、いっちゃんからお写真いただきました。

この写真の日付は2020年8月28日だそうです。ちょうど1年前くらいですね!
仕付けが大変そうだね~と言ったら
「そうなんです💦実は縫う事よりしつけまでの作業のほうが大変です。ここがしっかりしてないとキレイに仕上がりません。フラと同じで準備や土台が重要なんです」
とのことでした。深イイ…。

表も裏もキレイ…。キルトって素敵ですね

いっちゃんは、入会した頃から浮足立つことなく、熱したり冷めたりすることもなく(常温)淡々とフラに通い、学び、クムのワークショップなども淡々と毎回参加していて、
その淡々とした足取りは時がたつにつれ、とてもくっきりとした存在感を放っていました。
これがAhonui a lankila ということなのかなーと思います。
整った縫い目の一つ一つがキルトを丈夫にするように、いっちゃんのフラに対する変わらない歩みは彼女の誠実さを物語り、信頼を得て、いつのまにかきれいな模様を描いて広がっていきました。
これからもっと大きく美しくなっていくのだろうなーと思います。
継続は力なり!とか、千里の道も一歩から!とか昔から言われているものではありますが、こんなふうに素晴らしい瞬間に立ち会えると、その言葉の意味がよくわかります。
丁寧に確実に積み重ねてきたものは強いんです。
フラとは長いお付き合い。今日はいっちゃんのことを書きましたが、ずっとスタジオに通ってくださっているみなさんもきっと、毎週踊って、ときには悩みながら、ときには大笑いしながら、素敵な模様を描いている途中なのだと思います。

ステージに立つ機会がコロナ禍でぐっと減ってしまいましたが、淡々とレッスンに通う今の自分が、きっと未来に生かされると信じてこれからも一緒に踊っていきましょう!

Noe’ula
サンディーズフラスタジオ本校のブログを引用して掲載します。(2021年9月2日掲載)

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